序文
2009年に発表され、全米のみならず、世界55か国以上で出版されたジェームズ・ダシュナーのSFヤングアダルト小説を完全映画化。
原作の本国アメリカでの売り上げは160万部以上という大ヒット作となっている。
3部構成の原作同様に映画も3部構成となっており、本作はその1作目。
監督は本作で長編映画デビューとなるウェス・ボールが務めた。
巨大迷路からの脱出という目的のもとに描かれる様々な人間模様。
演じる若手注目株のディラン・オブライエン、カヤ・スコデラーリオ、ウィル・ポールターらの演技から目が離せない。
あらすじ
ある時トーマスが目覚めると、全ての記憶を失っていた。
自分がいる場所すらもわからない。
ただ、この場所では同じような年ごろの少年たちが平和に暮らしているようだった。
トーマスが目覚めた場所。
その正体は周囲を巨大迷路に囲まれた“グレード”と呼ばれる謎の空間だった。
迷路へとつながる扉は夜になると閉ざされ、扉の向こうのルートも新たなものへと変化してしまう。
平和だった少年たちの生活は、トーマスの登場により大きな変化を迎える。
人間関係は崩壊し、争いが絶えなくなった少年たちは、ついに巨大迷路の脱出に挑む決意をする。
果たして彼らは、この不思議な空間から脱出できるのだろうか。
キャスト紹介
トーマス役⇨ディラン・オブライエン(吹替:畠中 祐)
・本作の主人公で、全ての記憶を失っている
・少女が出てくる不思議な夢を見ることがある
・行動力があり、壁の外にも果敢に挑んでいく
ギャリー役⇨ウィル・ポールター(吹替:浪川 大輔)
・壁の中で生きていくことに対して強いこだわりがあり、トーマスと対峙する
テレサ役⇨カヤ・スコデラーリオ(吹替:能登 麻美子)
・本作のヒロイン
・これまで少年しか送り込まれてこなかったグレードに唯一送り込まれた少女
ニュート役⇨トーマス・ブローディ・サングスター(吹替:山下 大輝)
・冷静さを持ち合わせるグレード内でのサブリーダー的存在
・元々は壁の外へと偵察に行くランナーだったが、足を負傷し引退した
アルビー役⇨アムル・アミーン(吹替:松田 健一郎)
・グレード内のリーダー的存在
・グレードにやってきたトーマスに対し、状況説明をした
ミンホ役⇨キー・ホン・リー(吹替:井上 剛)
・トーマスのことを初めは軽視していたが、ある出来事をきっかけに見直すようになる
チャック役⇨ブレイク・クーパー(吹替:村瀬 歩)
・小柄でぽっちゃりとした少年
・トーマスを慕っている
ジェフ役⇨ジェイコブ・ラティモア
・正義感にあふれた少年
ベン役⇨クリス・シェフィールド
・グリーバーの毒に侵されてしまう青年
ザート役⇨ジョー・アドラー
・グレード内で暮らす少年
エヴァ・ペイジ役⇨パトリシア・クラークソン(吹替:榊原 良子)
・秘密組織WCKDの女性研究員