お披露目会



日本往来・東海道ウォーキングを楽しんでいます


今年の春、私の大学時代の友だちがJRの「日本往来・東海道ウォーキングきっぷ」という旅行運賃の割り引き制度をみつけてきました。今年は東海道宿駅制400年の記念の年。

私と友だちは、ともに今年で53歳。「東海道五十三次なんだし、なにかの縁ね」などと冗談めかして話したことがきっかけで、5月の連休からさっそく全10コースのウォーキングを始めました。

ウォーキングは、今まで挑戦したことがなく、はじめはどうなることかと思いましたが、お天気のいい日には、東京でみるよりくっきりした美しい富士山が見えたり、訪れた地元の人たちのやさしい人柄に触れたりすることもあって、予想以上に楽しいものです。

10月に訪れたのは5コース目の、島田~金谷~日坂~掛川コース。約13キロの距離を歩きました。このコースの途中に、長さ890mの大井川橋があり、事前に地図で調べていたとはいえ、実際に橋を目の前にするとあまりの長さにびっくり。まっすぐに掛かる橋は、歩いても歩いても距離が進まず、結局、橋を渡り終えるのに20分かかりました。

その後、店内が田舎家風っぽいつくりの会席料理の「よし善」へ。ここは、金谷に伝わる古いお料理が食べられる店で、大根の葉を散らしたごはん“菜飯”は、少女時代に田舎の祖母の手料理で味わったような、素朴で愛情のある味。田楽の甘いような辛いような味つけにも懐かしさを感じ、ここまで来てよかった、という気分にさせられました。

満腹になり気分もよくなったところで、再び先へ進むと、金谷坂石畳があらわれました。日常生活では、ビルの2階へ行くにもエレベーターを使うほど、横着ものの私と友だちですが、こういう景色のいい場所に来ると坂道が苦にならないのは不思議なものです。

このように、全10コースのウォーキングを年末の12月31日までに達成すれば、達成認定証がもらえます。楽しめるうえに、健康にもいいウォーキングは、おすすめですよ。

(プロフィール)
東京都 会社員(53歳)
普段は内勤仕事なので、仕事帰りと休日は思いっきり外に出て、活動するのが好き。
趣味/旅行。(旅先でおいしいものを食べること・お土産選び。) 会社の同僚や家族に、「これは、おいしい」と言ってもらうことが多いので、私のおみやげ選びのセンスは良いほうかな、と思ってます。

 

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きっぷ購入ブック、ウォーキングマップ、スタンプ帳。これは、東海道ウォーキングに出かけるときに欠かせない三種の神器です。

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ウォーキングコース途中の会席料理店でお昼。大根の葉を散らした菜飯と豆腐田楽、茶そばのセットのおいしさに疲れも吹きとびます。

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金谷坂の石畳。ちょっとした登り坂ですが、女同士でおしゃべりを楽しみながら歩けばつらくはないものです。


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